読書録 その4 『頂はどこにある?』

どうも。EGK太です。
番外編をこの前書いたばっかりなので、少しスパンが短い気がしますが、書いていきます。
スペンサー・ジョンソンの4冊の中では内容が掴みづらい(気がする)本作。
もしかしたら、これまでの2作と同じ「慢心せずに事実をありのまま受け入れよう」とか「エゴを捨てよう」っていう話がまた出てくるせいかもしれません。
『チーズはどこへ消えた?』と『迷路の外にはなにがある?』はストーリーが繋がってるので、できればセットで読んで欲しいですが、他の2冊は独立したストーリーになっています。
この本では人生における調子が良い時期を「山」、悪い時期を「谷」と表現しています。
そして、「山をできるだけ長くし、谷をできるだけ短くするにはどうすればよいのか」についてが全編に渡って書かれています。
この本が主張しているのは、「恐怖心に打ち勝ち、どんな状況においても活路を探そう。そうすれば、自分の手で谷にいる期間を短くできる。」ということです。
他の作品とも共通しますが、スペンサー・ジョンソンは変化や恐怖に対して「感謝しよう」とか「楽しもう」とか「味方にしよう」みたいなことをよく言います。
個人的にはあまりピンとこない論理なのですが、要は「恐れて動けなくなってしまうくらいなら、考え方を変えて一歩踏み出してみよう。」っていうことを提案しているんだと思います。
(本当は違うかもしれませんが)そういうことなら自分も納得できます。
自分は人間が失敗するときは必ず「何かを知らなかったとき」です。
もし、法律やそれに違反したときのデメリットを知っていたなら、わざわざそれを破る人は少なくなるでしょう。
もし、あと少しで強い眠気に襲われることを知っていたなら、居眠り運転で事故をする人は少なくなるでしょう。
失敗した時に「知らなかったからじゃ済まされない」とかよく言いますけど、個人的には「知ってたらそもそも失敗してねえだろ…」って思います。
自分ももちろんそうですが、知らないことに対して恐怖心が湧いてくることは当たり前です。
そういう場面に遭遇したときは、一つでも多く「知っている」ものを見つけていくしかありません。
周りのせいにしたり、考えることを放棄したりせず、自分の考え方でなんとかしていくしかないのです。
本の内容からは少し脱線してしまった気がしますが、要は「どんなピンチの場面でも勇気を持って、いろんな角度から物事を考えてみよう!!」って話です。
この本もページ数が少なくて1時間あれば読み終わると思うので、気になったらぜひ読んでみてね。
じゃ、またね!!