読書録 その3 『迷路の外には何がある?』

どうも。EGK太です。
今日は前回の「チーズはどこへ消えた?」の続編です。
作者も前回と同じスペンサー・ジョンソンで、物語としては完全に続いています。
前回が「『変化』と『事実』を受け入れた先にこそ成功が待ってる」的な話だったのに対して、今回は「そもそも、どうやって『変化』と『事実』を受け入れればいいの?」って話です。
なので、物語の時系列は後だけど、前回の物語の前提条件が語られてるっていう構造になってます。
本作で強調されているのは、己の「信念」についてです。
「もし成功したいなら、自分が考えること(=信念)に限界を作るべきではない」っていうことが延々と書かれています。
個人的には「自分の目的を達成できる可能性があるのであれば、どんな先入観も捨てるべきだ」と言い換えた方がわかりやすいかなと思います。
多分読書録には残さないと思うのでここに書くんですけど、「ストーリーとしての競争戦略」っていう本にも通じる内容だと思います。
この本は自分が読書を習慣化するきっかけになった記念すべき1冊目なんですけど、今思えば言ってることは「迷路の外には何がある?」の具体例みたいな話です。
そっちの本には、これまで誰も見向きもしなかった、従来の常識的にはありえないような考え方が生み出した、様々なビジネススタイルについて書かれています。
ちょっと話が脱線しましたが、この本のいいたいことを逆説的に書くと、「ありふれたものの見方や考え方をずっとしているうちは成功できないよ。」となります。
自分が成功できているかどうかはともかく、自分はよくも悪くも逆張りオタクの気質が強いので、ありふれていないものの見方とか、考え方には自信があります笑
というか、「自分の頭でちゃんと考えたうえで論理的に正しければ、常識的かどうかなんて気にする必要もないでしょ」っていうのが個人的な意見です。
逆に「新しい技術からいいもの」とか「流行っているものだからいいもの」とか、そういう非論理的な考え方は大嫌いです。
古いものでも役に立つものはたくさんあるし、流行っていなくともいいものはたくさんあります。
現代はAIだのDXだのが盛んですが、大切なことはそれらの新しいもの、流行っているものを導入することではありません。
あくまでもそれらは手段であり、手段が目的化するほど愚かなことはないでしょう。
重要なことはそれらを取り巻く全てのリスクとリターンを総合的に比較し、よいと思えるなら取り入れ、よいと思えないなら取り入れないことだと思います。
目的もなく、ただなんとなくで決めたものがいい結果につながることなんてことは滅多にありません。
これからも適度に自分の信念を曲げつつ、柔軟に生きていきたいと思うEGK太でした。
それじゃ、またね!!