三浦委員長、まだおれも変われるかなあ

「劇的夏革命」
https://youtu.be/UN_x3XjVLf8?si=4a1WB-DqkNiZxpXk
今年でリリースされてから10年になるが、毎年この時期になると必ず聴いている大好きな曲だ。
この曲のボーカルこそがアーティスト「空想委員会」の三浦委員長こと、三浦隆一さんだ。
今でも鮮明に覚えているが、高校生2年生の頃たまたま見ていたスペースシャワーTVのCMで流れてきた空想委員会の「春恋、覚醒」にひと聴き惚れし、それ以来ずっとファンだ。
歌詞から滲み出る陰キャっぽい気持ち悪さ(褒め言葉)と、そんな陰キャの背中を押してくれる力強い歌詞と歌声が今でも大好きだ。
おすすめするなら「ミュージック」と「ビジョン」の2曲を挙げる。気になったらぜひ聴いてほしい。
ミュージック
https://youtu.be/WMyf5sQO36E?si=xlJ2MENS2KfUp_pI
ビジョン
https://youtu.be/1ZA4U4519G4?si=NLwlKb3Pjhly0BqT
学生時代はお金があまりなかったが、新作がリリースされるたびにYouTubeでPVを何度もみたり、TSUTAYAでアルバムをレンタルしたりして毎作品聴いていた。
周囲に空想委員会を聴いている人はいなかったが、いつかはブレイクしてほしいと思いながら楽しみにしていた。
2017年11月に名古屋市立大学で開催された学園祭ライブでは、当時同じく好きだったバンド「Brian the Sun」と対バンすると聴き、たまらずチケットを購入した。
ライブに行ったのはその1回だけだったが、講演後には空想委員会のメンバー全員との握手会があり、直筆のサインまでもらってしまった。サインをもらったCD
持っていなかった「空の罠(上)」をライブの物販で購入
あまりの興奮で握手会で自分が何を言ったのかはさっぱり覚えていないが、心の底から行ってよかったと思える。
なぜなら、三浦委員長は天国にライブをしに行ってしまったからだ。
YouTubeには空想委員会の解散式の動画が投稿されているが、あまりにも悲しくて今でも最後まで見れていない。自分の青春の一部と言っても過言ではないアーティストがこんな形で活動を終えるなんて想像していなかったからだ。
もし自分が三浦委員長と同じ41歳で亡くなるとすると、あと14年しか生きられない計算になる。そして、人生の折り返し地点をとっくの昔に超えていることになる。
最近、こんな人生でよいのかと自問自答をずっと繰り返している。
あと14年しか生きられないとしても今の生活を続けているか?毎日寿命を削りながら働く先に何が待っているのか?使い切れるかもわからないお金を貯めることになんの意味があるのか?…
「自分を解き放つことは 少し不安もあるけれど 僕が変われるなら みんな変わっていけるはず」と三浦委員長は歌ってくれた。
今年が、今年こそがおれの劇的夏革命を起こすときなのかもしれない。まずは最初の一歩を踏み出してみるとするか…