27歳が「老い」を感じること
人生100年時代。
よく耳にするフレーズである。
しかし、人間の体の成長は30歳前後までとも聞いたことがある。
かくいう自分も最近「老い」を気にすることがしばしばある。
遠い未来に今このときを振り返った時に後悔しないように日々を精一杯生きているつもりだが、老いるまでにやるべきことがないかを考えたくなった。
今日はそれを書きつつ、今後の生き方を考えようと思う。
とにかく、感性が錆び始めてる気がする
高校生とか大学生の頃はどんな作品を見たり聞いたりしてもそれなりに心に残ったし、好きになれた。それこそカラカラのスポンジみたいにいっぱい吸収できた気がする。
でも、就職してからというものの、新しいものを好きになることが少なくなった。
基本的に昔から好きなものの続編だったり、好きなものを作っていた人が作る別の作品のことを好きになることが多いのだ。あと、自分が学生時代に生まれていた作品を今更好きになったりする。
新しいジャンルの音楽や映像作品を摂取するように心がけても、なんかイマイチぱっとこない。めちゃくちゃ流行ってるものとか、話題になるようなものはちゃんと刺さるからまだマシだけど。
もう少し前はもっとマイナーというか、「全然流行ってないけど、これ好き!」みたいなものがもっとあった。インターネットでどこからともなく流れてきた作品を好きになって、アーティストごと好きになって…みたいな。
そう考えると、そもそもインターネットからどこからともなく作品を摂取することがなくなったのかも…?
いや、そんなことはないか。ほら、最近ショート動画とかで興味ないジャンルの動画とかが嫌でも流れてくるし。
じゃあ自分の感性が錆び始めてるんじゃね??ってなった感じです。
ギターで弾き語りしてるのも古めの曲ばっかりだし。
というか、最近の曲って早口な歌が多くて歌いにくくない?
滑舌悪いのでは?と言われればその通りなんだけど…
まあでもこういう時代の変化に対応できなくなってるのも老いてる証拠だと思う。
AIの進化とかも最初は全く興味持てなかったもん。これいる??みたいな。
最近AIを使って調べ物とかYouTubeのサムネ作成とかをしてもらって、ようやく便利さを知り始めたけど、危うく時代に取り残されるところだった気がする。
きっとスマホが登場したときも同じことが起きてたんだろうなあ。これガラケーでもよくね?みたいな。こういう時代の変化に対応するのをやめたらおしまいな気がする。
で、どうするかって話ですよ。
いくら現状を嘆いたり、昔を懐かしんだりしても何も変わんない。レミオロメンもいってた。
「何度も 何度でも過去は振り返れるけれど 過去は一度も振り向いてくれない」って。
どうすることもできないのは、、、「老い」そのものか。
どれだけジタバタしても人間はみんな老いる。それは受け入れるしかない。
どうにかできそうなこと、、、あるかな????
強いて言うなら「老いるスピード」とか?
仮に老いるスピードをコントロールできるとして、どうやったら若い感性を保ち続けられるんだ??それこそ、「ONE PIECE」の尾田栄一郎先生みたいにずっと時代の最先端にいるイメージ。
自分は最先端じゃなくていいけど、ある程度の感性を維持したい。「あんまり有名じゃないけど、自分はこれが好き」みたいなのを常に持っていたい。
やっぱり新しいものに触れ続けるしかないのか?それか頭のスポンジを1回絞って乾かせば、新しいものを吸収できるのか??
でも、絞って乾かすって要は「忘れる」ってことでしょ?忘れるのは嫌だなあ。
「好きなものは好きと言える気持ち 抱きしめてたい」って心の中の槇原敬之も言ってるもん。
じゃあ、もっともっと吸収できるようにいっそスポンジを大きくすればいいのか!!?
それこそ無理だろ!!!どうやって好きになれるものの数を増やすんだよ!!!
うーーーん。せっかくここまで考えたけど、結局できることはあんまりないのか。
まずやるべきは「好きになれるものが少なくなる自分を受け入れる」ことな気がする。
でも、こういう諦めが増えていくことこそが「老い」なのでは…?